2026年版ESG方針スコア発表~りそなが投融資ポートフォリオGHG排出量にて依然リード

30 3月 2026

日本のNGO4団体で構成されるFair Finance Guide Japan(※1)は、第13回目の金融機関のESG方針評価(2026年版)を公表した。日本の大手銀行6グループ中(※2)、今回首位となった銀行は前回と同様にみずほであり、100点満点中42点を獲得した。三菱UFJが41点を獲得し2位。3位が38点を獲得した農林中央金庫となった。

電力セクター向け投融資ポートフォリオにおけるGHG排出量は、3年連続でりそなが最もリードしている。3メガバンクの中では三井住友が順調に削減を進めており、最もリードしている。いずれの銀行も引き続き電力セクターでのGHG排出量を削減することと、同時に石油・ガス、石炭採掘等、化石燃料セクターのGHG排出量の公開と削減にも取り組むべきである。

また、りそな、三井住友トラスト、農林中央金庫によるバイオマス発電セクターの投融資方針の新たな設定により、6銀行全てがバイオマス発電への投融資に環境・社会配慮の確認を実施すると表明することとなった。

 

漁業セクターの投融資方針については、三菱UFJが違法・無報告・無規制(IUU)漁業への投融資を除外する方針を新たに策定し(※4)、6銀行の中で最もリードした内容である。他行にも漁業セクターの投融資方針の策定、及びIUU漁業等の環境・社会的に問題のある事業の除外の表明を行うよう求める。

 

海洋生態系や沿岸部住民へ深刻な影響を及ぼす深海採掘については、いずれの銀行も投融資方針を設定していない。近年、深海採掘事業を推進する動きが見られることから、全ての銀行は早急に深海採掘事業への投融資を禁止する方針を策定するべきである。

注:
※1:https://fairfinance.jp/
※2:企業向け融資額の多い銀行6グループを対象にしている。
※3:https://www.smfg.co.jp/sustainability/group_sustainability/
※4:https://www.mufg.jp/csr/policy/index.html 

本件に関する問い合わせ先:
「環境・持続社会」研究センター(JACSES)、田辺有輝/本川絢子
tanabe@jacses.org / honkawa@jacses.org